洗いについて3
前々回の続きです。
自分の書いた事を改めて読み返してみると、誤字脱字には気をつけているつもりですが、内容は言いたかったことが欠けていたりするものです。
今回は、補足です。
溶剤管理の重要性については前回まででお話しましたが、今回は洗い方です。
弊社では、丸洗い・生洗い・衿袖口洗いの場合は、汚れ個所にドライソープをつけてブラッシングして落とし、機械ではすすぐだけという洗い方をします。
なぜかというと、汚れ個所をブラッシングした方がよく落ちるし、機械だけで汚れを落とそうとするとかなり機械力をかけないと落ちないからです。
ブラッシングといっても、そんなにゴシゴシする訳じゃありませんよー。ブラシも特殊なものですしね。
ご家庭の洗濯でもそうですが、ワイシャツの衿など汚れた個所などは予めブラッシングしておくとよく落ちますよ。
話は変わりますが、先日、一般クリーニングのお客様アンケートの結果に触れる機会がありまして、読んでおりますと、まー、様々な意見がございました。
その中で結構多数あった意見として、「ニオイが気なる」というものがありました。
それを読んで、\( ~∇~)/ エーーーッ!! って感じでした。
弊社では、ニオイを取って欲しいという依頼はままありますが、洗って納めた後にニオイが気になると言われたことはありません。
やはり原因の一つは溶剤管理の問題かと思います。
別の原因としては、「汗」も考えられると思います。多くの方が誤解されているのですが、基本的にドライクリーニングでは汗は殆ど落ちません。ただ、汗の中の皮脂はドライクリーニングで落ちます。
逆にいうと、皮脂は水洗いでは落ちにくいものです。ワイシャツ等、洗ったのにしばらく着ない間に衿が黄色くなってしまったということはありませんか?
あれは、汗に含まれる皮脂が洗濯では落ちきらず、時とともに変色してしまったものだと思います。
ということで、小生、ワイシャツはたまにドライクリーニングであらったりしております。
そうじゃない場合は、前出のように衿、袖口を予め石鹸をつけてブラッシングして、洗濯機で洗っております。そうするとやっぱり汚れの落ちが違いますね。ハイ。
話がそれましたが、その汗が仕上げ時の蒸気やその他要因で、嫌なニオイを出すのではないかと思います。
最後に一つ余談ですが、クリーニングから戻ってきたときに、ビニールのカバーがついてますよね。ガゼットというんですが、あれは、タンスにしまうときは外した方が良いって知ってました?
よくあの袋のまま保管されてる方がいらっしゃると思いますが、あれは、クリーニングが出来てからお客様の家まで移動中に汚れるのを防ぐのが目的です。
袋のままにしておくと通気性が悪いですし、防虫剤も届きにくくなります。よって、保管時は外すようにして下さい。
では、また。
コメントも遠慮なく残していって下さいね(^-^)。