きもの通

 こんばんわ。11月になりましたね。にも関わらず日中車で走っていると、窓を開けずにはいられませんでした。今日は、夜遅くにに書いているので多少文章あるいは、内容がおかしいところがあるかもしれません。あしからず。

 今日は、日ごろかわいがって頂いている呉服屋さんの社長さんにお会いしてきました。

 その社長さんは、とてもきものに対する造詣が深く、単にきものの種類や特徴だけでなく、仕立てに関してもよくご存知でとても詳しく細かいところまで注文されたりします。しかし、その指摘がとても的を得ていて単に面倒くさいお客というのとは違い、勉強させられることが多いのです。本当にきもの通だと思います。

 その社長さん曰く、呉服業界がおかしくなったのは、ローン販売を始めた事と、きものを販売する人がきものを着なくなったからだと仰っていました。昔は、問屋さん仕入れに行くのでも皆、きものを着て行っていたが、最近は、着ていない人が殆どだと。

 やはり、販売する側がきものを着てその良さを伝えないと、どうして売れるだろうか。紬には紬の良さがあり、大島には大島の良さがあり、お召しにはお召しの良さがあると。ワタクシは悉皆屋なので、販売はしませんが、きものの良さを伝える側の人間としては、耳が痛いです。今月は娘の七五三がありますが、そのお参りの時は、娘だけでなく、ワタクシもきものでお参りしようと思います。

 NHKの朝のドラマで主人公の女の子が始めて洋服を着せられて、1日過ごした後に、きものに着替えて、「やっぱ、きものが落ち着くわー」と言っていたのがとても印象的でした。ワタクシも含めて現代人は普段、洋服で過ごしているため、きものは着慣れておらず、むしろ逆の印象を持っていると思います。きものに着慣れるときものの方が落ち着くのかなと思いました。

 きものというもの自体の先行きはどうなのか尋ねてみましたが、やはりなくなりはしないだろうと。そして、きもの好きな人はいるので、そういう人の期待に応えるように頑張りなさいというような励ましの言葉も頂きました。

 そこで、思ったことは、きもの離れが進む中で、きものは良いなと思いながらも、着方が分からないしお手入れもどうしたらいいか分からない。きもののたたみ方すら分からないという方が多いと思います。
 そういった不安を解消して、きもの好きになってもらい、きものファンになってもらえるような取り組みもしていきたいと思います。

 きもの不安からきものファンへ このキャッチコピーでしばらく活動してみよーっと。

 きもののたたみ方、簡単なお手入れの仕方など、遠慮なくお店に聞きに来て下さい。

今日は、写真も何もなく、文章だけで面白みがなかったかも知れませんが、次回は画像ありの報告にしたいと思います。

では、また。