紋洗い

こんにちは。

今日のテーマは紋洗いです。読んで字の如く、紋をきれいにするというものです。

紋をきれいにするのは2種類あります。一つは、紋泣きした部分や紋のシミの部分に胡粉(ごふん)を塗って隠してやる方法。もう一つは、今日のテーマ紋洗いです。ちなみに「紋泣き」とは、紋の黒塗りの部分の染料が、雨やその他水しみ等で滲んだものをいいます。

本題に戻って、紋洗いです。全ての紋が紋洗いできるとは限りませんが、洗っても線が消えないものや生地がしっかりしているものはたいていできます。

今回の例です。紋洗い前はこちら、

見ての通り紋の白い部分が黄色くなっています。

紋洗いしたものがこちら、

今回は、反物の状態での紋洗いですが、仕立て上がりでもできます。勿論、反物の状態の方が作業はしやすいですが。。。


先日、牛生肉ユッケの事件がありましたが、いろいろ驚いたことと改めて思うことがありました。
一つは、食肉加工業者から厚生労働省の基準を満たした生食用の肉がここ数年出荷されていないという事。
小生、ユッケは結構好きで、焼き肉店に行った際には、食べることもあります。幸い今までにユッケで食中毒になったことはありませんが。。。他にも、生レバーなども好きで、これはユッケ以上によく食べたことがあります。

もう一つは、亡くなった女性の方が症状が出たのが3、4日後という事。それが、今回のO−111の特徴なのかもしれませんが。。。小生、お腹が弱い方なので便秘というものには殆どなった事なく、どちらかというとすぐお腹を壊します。だから、何かあるとすぐ次の日には出ると思います。食中毒らしきものを経験したと言えば、昔(20数年前になると思いますが)生ガキを食べて当たった事位ですかね。

 で、改めて思う事ですが、このような事件が起こる度に思いますが、安いのには訳があるという事。逆を言えば、高いのにも訳があるという事。高い安いは相対論ですが、やはり安いものには安いなりの理由があるのです。勿論、企業努力というものは必要で、消費者には出来るだけ安くするというのは必要だと思います。だた、やみくもに安いものに飛びつく、安ければ良いという思想はこういう事態を招きやすいと思うのです。

 では、どうすれば良いかという事ですが、やはり消費者がきちんとした目を持って見極める力を養う事だと思います。

 弊社では、お手入れしたきものには、1点1点加工票(カルテと呼んでいます)を付けていますが、そこには納入日より60日の保証期間をうたっています。何か不都合な点があれば、保証期間内におっしゃって下さいという意味ですが、結構、こういう品質保証を付けているお店って少ないんです。逆に品質保証を売りにしているところもありますが。。。うちは決して価格的には安いお店ではないと思いますが、そういう部分はしっかりしているつもりです。ただ、自意識過剰にならないように、今回のこういう事件も対岸の火事ではなく、他山の石として日々精進していきたいと思います。

では、また。