デニムの伝え雛

大変お久しぶりです。

今日は2月4日 立春です。つい先日まで猛烈な寒さでしたが、うって変わって暖かくなりましたね。
立春と言えば、そろそろお雛様を飾っても良いという時期と言われております。

そこで今日のブログのテーマはデニムのお雛様です。

近日、ホームページにも載せる予定ですが、デニムの伝え雛を作ってみました。

なぜ、デニムかというと、弊社がある井原市の主要な産業としてデニムを中心とした織物があります。よく、国産ジーンズの発祥の地として倉敷市の児島地区があげられますが、それ以前に井原市ではデニムの生産が行われていたそうです。そこで、そのデニムを使って何かコラボレートした商品が出来ないかと思って作ったのが、今回のデニムの伝え雛です。

そもそも伝え雛とは、着なくなった着物や帯を使って、子供さんやお孫さんにお雛様を作りましょうというコンセプトで始めたもので、「このお雛様の着ているきものは、おばあちゃんが着とったきものなんよー」などとその思いを伝えて欲しいという気持ちで作ったものです。

それとは、少し異なりますが、井原の産業としてのデニムの思いは伝えられるのではないかと思います。

話は戻りますが、ジーンズとデニムの違い。詳しい説明は割愛しますが、ここではジーンズとは製品化されたもの、デニムはその生地ということでお話をします。

ちなみに、井原産のデニムというのは、高級なジーンズに使用されているデニムが多く、質もとてもいいものです。

今回作ったデニムの「伝え雛」はまだ試作品ですが、なかなかの出来栄えだと自負しております。

まずはなにより、写真を見て頂きましょう。

どうです?

こだわりのポイント!
・デニムの生地は、高級ジーンズに使われる「セルビッチデニム(注1)」を使用。雛に使うということで、本藍、かせ染めのデニムを使用しております。セルビッチが分からない方はこちらもしくはこちらをご覧下さい。
・雛はデニムだけだとどうしても黒っぽくなるので、デニムは唐衣の部分に使用し、表着は帯地を使用してみました。

現在、唐衣・表着 両方、デニムの雛を思索中試作中です。

殿、姫それぞれのアップも掲載しますね。
 

デニム生地は本藍、かせ染めの良い味が出ていて、デニムにこだわりのある人なら是非分かって頂ける逸品だと思います。

お問い合わせは茶堂まで。

試作品が出来上がりましたら、また詳しくご紹介します。


最後に小ネタ。先日、猛烈な寒さを記録し、岡山県でも観測史上最低の気温を記録した日がありました。そんな中、小生の自宅、トイレが2つあるのですが、建物自体が古く、低断熱の為、一つは寒くてあまり使用していないトイレがあります。そのトイレを久しぶりに使用し、水を流したら流れずにあふれそうになりました。
よく見てみると、なんと、様式トイレの溜まっている水の表面が凍っているはありませんか。案の定、水道管も凍っていました。程なく、便器の水は流れましたが、便器で水が流れずにみるみる溜まっていくとと焦りますね。小で流したから良かったものの、大で流したら間違いなくあふれてました( ̄ー ̄; ヒヤリ。

それにしても便器の水が凍るとは。こんなこと初めてです。トイレの神様お風邪を召されなければ良いですが...。

では、また。

注1)セルビッジもしくはセルヴィッジが正しいのかもしれませんが、ここでは敢えてセルビッチと表記させて頂きます。